こんにちは!
今回は映画「博士と彼女のセオリー」について紹介します。
これはただの感動作品ではなく、ある夫婦のリアルな生き方を描いています。
私の感想は、結論から言うとストーリー以上に演技力に圧倒されてしまった・・・。
博士と彼女のセオリーのあらすじ
天才物理学者として将来を期待されるスティーヴン・ホーキング(エディ・レッドメイン)はケンブリッジ大学大学院に在籍中、詩について勉強していたジェーン(フェリシティ・ジョーンズ)と出会い恋に落ちる。その直後、彼はALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し余命は2年だと言われてしまう。それでもスティーヴンと共に困難を乗り越え、彼を支えることを選んだジェーンは、二人で力を合わせて難病に立ち向かっていく。
出典:http://www.cinematoday.jp/
あの超有名なスティーヴン・ホーキングと奥さんとの話を描いた作品です。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)を患った博士と博士を懸命に支える奥さんが様々な試練に立ち向かい、衝突し、そして葛藤・・2人のリアルな生き様に触れるストーリーとなっています。
私が感じた博士と彼女のセオリーのみどころ
博士役のエディ・レッドメインの演技力すごすぎ
スティーヴン・ホーキング博士演じる主演のエディ・レッドメインの演技力がピカイチすぎます。
内容もすばらしいのだけれど、それよりも彼の演技力がずば抜けすぎてて、それに目がいってしまいます。
博士の病状はどんどん進行し悪化します。
そして最終的には言葉を発することもできなくなります。
表情筋ですら限られたとこしか動かすことができない。
そういった微かな表情筋の動きさえも演技で表現していて、ただただ圧倒されてしまいました。
ちなみに博士役のエディはのちにこの作品でアカデミー賞主演男優賞を受賞しています。
最後までいろんな感情をいだきながらも作品に魅入ることができたのは、エディの演技力のおかげだと感じましたね。
決して甘いラブストーリではない
この作品は、一見困難な病気と闘う夫、それを支える妻
っていう、なんかこう、苦難を乗り越えて共に生きていく愛情溢れる内容に思われがちですが、実はそうじゃないんです。
夫婦の愛を感動仕立てにしているわけでもなく、心温まるような内容でもありません。
ハッピーエンドかと言われれば、私はそうじゃないと思います。
夫婦がどのような思いで乗り越え、どんな選択をしてきたのか、それがリアルに描かれているんです。
たぶん、この夫婦がした選択には賛否両論あると思う。
「え!?そうなっちゃうの?」って驚く人も多いかと思います。
でも私は、よりリアルだなって思い、ますます観入ってしまったんですよね。
彼らも人間で「愛だけでは生きられない」ってことをおしえてくれる、そんなふうに思いましたね。
命さえあれば・・というメッセージ
この映画を観て
命さえあれば・・希望をもてる
そんなメッセージ性を感じました。
博士は最終的に名誉ある賞を与えられるわけですが、博士のように困難な病気を患った人たちのなかには光を浴びずにこの世を終えた人もいるでしょう。
でも彼が賞賛されることができたのは、生きていたから。
能力とか才能も、生きていたから発揮することができた。
だから、一番大事なのは生きている ということ。
そんなメッセージを感じました。
ラストが泣ける
博士が研究していた「時間」にちなんでなのか、最後にちょっとした「時間軸が逆転して進んでいくシーン」があるんですね。
現代から過去に遡っていくシーンです。
これがすごく映像がきれいで、なんともまぁ感動的で。
流れる音楽と絶妙にマッチしていたのもよかったです。
博士と彼女のセオリーはこんな人におすすめ
この作品は以下の人におすすめ。
- 恋愛ストーリーが好きな人
- 家族愛のストーリーが好きな人
- ヒューマンドラマが好きな人
- 複雑な人間模様を描いたストーリーが好きな人
- ドキュメンタイーちっくなストーリーが好きな人
こんな感じですかね。
まとめ
何度も言っちゃいますが
主演のエディ・レッドメインの演技力がまじですごいです。
すごい言葉以外に思いつきません。
演技力ってこういうことなんだって思わせてくれる作品でもありますね。
すばらしかったです^^