こんにちは!
今日は人体実験の映画「es」についての感想をお話しします。
前から観てみたいと思いつつ観ていなかったのですが、ちょっときっかけがありまして観てみたんですね。
結論から言うと、精神えぐられる内容でした・・怖かった
人間の精神って奥がとても深いですね
エスのあらすじ
まずはざっくりとしたあらすじを
スタンフォード大学心理学部ではある実験をするため、被験者となってくれる男性を公募した。集まった20名ほどの被験者は無作為に「看守役」と「囚人役」に分けられ、学内に設けられた模擬刑務所に収容された。初めはそれぞれの役を演じるだけの簡単なアルバイトと誰もが考えていた。しかし、実験が進むうち、「看守役」の攻撃的な振る舞いはどんどんエスカレートしていく。それに対して、「囚人役」は卑屈に服従するのみで、まったく抗議できなくなっていく。いつしか、模擬刑務所内は単なる実験の枠組みを越えて、もはや誰にも制御不能の状態に陥っていく……。
軽いバイト感覚で実験に参加してみたら、役になりきってしまい
とんでもない行動起こす人たちを描いたストーリーです。
エスのみどころ
人間が(特に看守役が)どんどん変貌していくさまが1番のみどころかと思います。
もとはごくごく普通の一般人だったのに、実態実験に参加したことをきっかけに精神が崩壊し「これがほんとに実話なの?」と思ってしまうほど、みんながみんな豹変します。
囚人はどんどん支配されていくし
看守はどんどん独裁者になっていく
特に看守の良心がどんどんなくなっていく様が怖いです・・
エスを観た私の感想
人間が常に思っているセルフイメージ(=私はこういう人間だ)の強さってすごい力だなって思いました。
人間は「私はこういう人間だ!!」と思えば思うほど自分がイメージした人間像になっていくんです。
このエスでいうと、囚人役や看守役になった人たちはそれぞれ「自分は囚人だ」「自分は看守だ」というセルフイメージが定着していきます。
最終的には他人の精神を崩壊させてしまうほどその役になりきってしまう。
つまりどういうことかというと、人は「自分はこういう人間だ!」と思えばそういう人間にふさわしい行動をとるようになり、やがてその人間になる。
決して引き寄せの法則みたいなことではなくて、自らの行動がイメージした人間像に近づいていくんです。
これはわたしたちが人間である以上、他人事ではありません。
自分がネガティブな人間だと思い込んだらネガティブな人間になるし
自分がポジティブな人間だと思い込んだらポジティブな人間になる
この力がどれだけすごいかをこのエスはおしえてくれました。
(この映画の看守役の行為はだいぶいきすぎだけど、、)
そしてもう1つ
私がエスを観て思ったもう1つのこと。
それは
「人間はセルフイメージが間違った方向にいきすぎると他人を死なせてしまうこともある」
ってこと。
セルフイメージが悪い方向へ進むと他人の人生にも大きな影響を与えかねない。
そう考えると怖いのです・・。
エスはこんな人におすすめ
このエスは下記にあてはまる人におすすめです。
- 人の心理について考えるのが好きな人(心理学が好きな人)
- 自己暗示とか潜在意識とかそうゆう系の話が好きな人
- ホラー映画が好きな人
- サスペンスが好きな人
- ドキュメンタリーや実際にあった話が好きな人
何度も言っちゃいますが、これはそこそこ精神えぐられるので覚悟して観てくださいね・・